高雄市内のハイキングスポット!
木の歩道で整備されているので歩きやすく、登山初心者や年配の方にも人気なハイキングスポットです。
様々な地形の絶景が、秘境が見られ、暑い日でもずっと日陰を歩けます。
植生も多様で、動物にも出会え、かつ無料で美味しいお茶も飲める、ほんとは内緒にしたいくらい私のお気に入りの場所『北壽山 (bei schou shan)』をご紹介します!
『北壽山』の住民がお出迎え!
高雄の中心地(美麗島駅付近)から、バイクで約15分で北壽山の入り口に到着しました。バスを利用していかれる方は「龍泉寺」で下車してください。バス停から徒歩約5分になります。
石の階段を登って山の中に入っていきます。
入り口には臭豆腐で有名なお店がありました。
私が行った日はお休みだったので、営業日に行かれた方は是非行ってみて下さいね。
飲み物屋さんなどが数件並んでいました。
山に入って行くとさっそく迎えてくれたのが『北壽山』の住民……
お猿さんたちがお出迎えしてくれました!
このお猿さんたちは、台湾マカクという台湾に生息する一種で、中国大陸本土から何万年前もの氷河期時代に渡ってきたようです。
そして、台湾に定住し、この地、固有の猿に進化を遂げたとのこと。
台湾マカクは人間の3歳児と同じ程度の知能をもつと言われ、真似をしたり学習能力があるそうです。
人間が台湾マカクに餌を与えるなどの行為をおこなったために、サルたちの習慣が変化してしまいました。
その結果、人間と台湾マカクとの間のトラブルが次第に深刻になってきているという問題があるそうです。
なので、餌を与えたり、直接さわったりはしないでくださいね。
カバンが空いていたり、食べ物が見えたりすると、お猿さんたちが盗もうとしてくるので注意してくださいね。
猿はだいぶ人間に慣れているようでした。
赤ちゃんの猿にも会いました。
ちょっと動画を撮らせてもらおうと思ったら、怒られちゃいました。ごめんなさい。
登山初心者、年配の方にも安心!歩きやすいトレッキングロード
道は極一部舗装されていないところもありますが、基本的にこのように木のトレッキングロードが作られています。
以前は道が整備されていなかったそうですが、近年綺麗に舗装され、大変歩きやすくなっています。
また、ところどころに休憩できる場所もあります。
このように整っているため、気軽にいけるハイキングスポットとして老若男女問わず台湾市民に人気の自然スポットとなっています。
見逃せない!写真スポット『泰國谷』
しばらく、トレッキングロードに沿って歩いて行くと、黄色い板に
と書かれた看板が出てきました。
泰國谷を直訳すると『タイ谷』。
なぜタイなのかは疑問です。
その看板の奥は舗装されておらず、看板だけみて通りすぎてしまう人が多いです。
私のこの記事を読んだ方は、見逃さないように是非奥に進んでくださいね。
壮大な絶景写真スポットが待っています!
ロープに沿って進んでいくと岩の近くまで近づけます。
足場はあまり良くないので気をつけてください。
2人以上で行ったら一人にカメラを持って待機してもらい、一人は崖に近づき写真を取ってもらうといいですね。
穴場絶景写真スポットです!下に落ちないようにくれぐれも気をつけてくださいね。
幻想的な風景。『一廉幽夢』
泰國谷の崖に行く途中に青く印がつけられた岩があります。
岩と岩の隙間を通り進んでいくと、ここにも絶景ポイントが!
Googleマップにも載ってない超穴場の絶景スポット『一廉幽夢』です。
木から伸びるツルがカーテンのようで、そこから日が差すと幻想的な光景が広がります。
猴岩
高くそびえ立つ、壁のような岩。これぞ『北壽山』の名物です!
この岩の上には菩提樹の一種が植生しており、約10mもの根が垂れ下がっています。
この崖は『猴岩(猿岩)』と名付けられていることもあり、猿の生息地になっています。
『北壽山』は表面が珊瑚で覆われた山です。珊瑚は雨や風に抵抗できるほど十分に固くはありません。そのため、隆起する過程で洞窟や谷など様々な地形が形成されました。
この裏は台湾の国防基地とのことです。
絶景見ながら、お茶をいっぷく『雅座亭』
目的地『雅座亭』に着きました!
綺麗な眺めです。
海の上に数隻船が浮かんでいました。
ベンチがあり、多くの人がここで一休みしていました。
無理の飲み物サービスもあります。
飲料水と養生茶が飲み放題です。(もちろん節度を持っていただきましょう)
養生茶は熱いのもので、味は日本でいう麦茶に近いです。
様々な漢方を煮出して作っています。
以前は1人の方がご好意で始められた、お茶の奉仕活動でしたが、
今はこの素晴らしい活動を継続しようと、複数のボランティアの方が用意してくださっています。
また、お茶の横に置いてあるカップの中には乾燥した梅が入っていました。
これにお茶を注ぐと梅麦茶の完成です。
甘酸っぱさが一汗書いた体にしみます。
私はこの味とっても気に入りました!
ちなみに、下記写真の鍋で養生茶を煮出しています。鍋のすぐ横に置かれた茶色い細長いものは、お茶を煮出すのに使われる韓国人参です。
上半身裸の男性型が、ボランティアでお茶を作られています。
とても有り難いですね。
多様な植生と地形から編み出される『絶景』の数々!
木と木の間から時より、絶景が見渡せます。
ここは、ヤシの木(っぽい)に囲まれた道です。
また少し進むと、
植生が変わり、また違う雰囲気になりました。
きのこも複数種類生息しています。
ちょっと珍しいきのこを見つけたので写真パシャり。
このきのこの名前ご存知の方、教えてください(笑)
竹も生息しています。
様々な植物が生息しているので、それだけ多様な風景がみられるのがこの北壽山の魅力です。
猿だけでなく、
鳥もいました。
動物の写真を撮るのは難しいですね(笑)
約2時間半で、再び入口まで戻ってきました。
・特に『一廉幽夢』は見逃せない!
・猿がいるので、チャックで閉められるカバンで行きましょう。
・お茶も補充できる水筒持参するとよいです!
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