日本ではまだコロナウイルスがおさまっていませんが、それでも渡航をしなければならない方はいますよね。
この記事では台湾に入国後の手続きから隔離までの流れがわかります。
8月末に台湾に入国をした私の実体験に基づき情報を共有します。
なお、入国許可からPCR検査や出国までの流れは下記ページからご覧ください↓
到着すぐにやるべきこと!【入境居家検疫申報慿證(健康申告証明書)作成】
台湾に到着すると、渡航前に申請した「居家検疫電子申報證明(健康申告書)」にて登録した携帯電話番号にSMSメッセージが送られてきます。
「居家検疫電子申報證明(健康申告書)って何?」という方は青文字をクリックください。居家検疫電子申報證明(健康申告書)とは?
そのメッセージ内のURLをクリックし、パスポートの下6桁を入力すると
「入境居家検疫申報慿證(健康申告証明書)」が表示されます。
そのままスクロールすると2ページ目に「防範厳重特殊傳染性肺炎入境健康声明暨居家検疫通知書」が表示されます。コロナウイルスに関する健康申告および在宅検疫通知です。
さらに、下へスクロールすると、体温と健康チェック表が表示されます。
下記のような案内もあり、係員の方もおりサポートしてくれるので、安心して手続きできます。
また、在宅検疫機関には必ず自分の携帯電話番号が必要となりますので、持っていない方は、SIMカードをその場で購入する必要があります。
SIMカード販売ブースも用意されています。中華電信と台湾大哥大の2社がありました。
そして流れに沿って進んでいくと、「入境居家検疫申報慿證(健康申告証明書)」を提示するように言われます。
パスポートとビザの番号が「入境居家検疫申報慿證(健康申告証明書)」と一致するか確認されます。
また、どこで検疫するかも聞かれました。
私は在宅検疫でしたので、さらに、その部屋には1人でトイレやシャワーがあるかなども質問されました。
日本語できる方でしたので、フレンドリーな日本語で対応してくれました。
これをクリアしないと出られない!【検疫期間の説明兼質問】
さらに、進むと、デスクにて口頭質問や説明をうけ、書類を渡されます。
主に聞かれたことは、
口頭質問兼説明事項(一部)
- 健康状態
- 14日間検疫が必要とのこと
- 検疫をどこでするか
- 体温を毎日測ること
- 毎日健康チェックの電話がかかってくること
- 空港からの交通手段にかんして
- 防疫タクシーに関して
- 体調が悪くなっても、病院に行かず、まず連絡をすること
- 違反した場合、多額の罰金が科されること
- 「入境居家検疫申報慿證(健康申告証明書)」と「防範厳重特殊傳染性肺炎入境健康声明暨居家検疫通知書」のスクリーンショットを撮ること
受け取り書類
- 体温健康チェックシート
- 検疫中の注意点
- 防疫タクシーの案内
ポケット翻訳を使って、日本語で対応してくれました。
防疫タクシーってどんな感じ?
その後、通常どおりに、入国審査を行い、預け荷物を受け取り、到着ロビーに出ます。
フェイスシールドをした方がズラリと構えて待っていました。
「防疫タクシー使いますか」と聞かれ、防疫タクシーブースまで案内してくれました。
「防範厳重特殊傳染性肺炎入境健康声明暨居家検疫通知書」を係員の方に見せ、
防疫タクシー申し込書に
- 名前
- 携帯電話番号
- 検疫先住所
を記入します。
すると、すみやかに外に案内されました。
すでに5台ほど防疫タクシーが待っておりました。
どこに行くかなどは、防疫タクシーブースで案内してくれた係員がタクシー運転手に伝えてくれるので、ただ乗るだけで検疫先まで連れて行ってもらえます。
防疫タクシーはビニールで運転手と乗客が区切られているのかと勝手に想像していましたが、普通のタクシーとなんの変哲もありませんでした。
ビニールの仕切りなどは何もありませんでしたが、
- 後ろの席に座るように促されること
- 運転手がマスクをしていること
- アルコールスプレーで手を消毒するように言われること
ぐらいの違いでした。
価格は良心的で、高雄空港から高雄市、屏東縣、台南市で運賃が1000元超えてしまった場合でも、運賃を1000元以上請求されることはありません。
その他の地域に関しては下記の写真の通りですが、台湾新幹線の2倍の価格の値段が設定されています。台東は台湾新幹線がないので1430元と設定されています。
一番の違いはタクシーの仕様ではなく、価格設定ですね。
飛行機を降りてからタクシーに乗るまで約50分くらいでした。
対応が早くスピーディーに終わりました!
検疫期間中
私の場合は検疫14日間を友人宅で過ごしています。
友人宅で過ごす場合の条件として、
- 65歳以上または6歳以下の人、または持病を持った人が同居していないこと
- 帰国者本人が隔離をする部屋に、本人のみが使用できるトイレとシャワーがあること
- 食事を手配してくれる人がいること
が必須となります。
隔離1日目に警察から電話がかかってきて、健康チェックをされました。
また、わたしは友人宅にて隔離しているので、その友人宅の住所と連絡先も改めて聞かれました。
「明日からは毎日午前10時に、その担当警察官あてにSMSで体温を送るように」とのことでした。
隔離2日目以降は、1通のSMSが届きます。私には英語で送られてきました。
おおまかな内容は、
何も問題なければ「1」を
発熱や鼻水、咳、呼吸困難、嗅覚や味覚異常、下痢、倦怠感または手足の無力感などがある場合は「2」を
なにかその他の症状がある場合は「3」
の返信をください。
写真の要点
私が「1」と返信すると
ご協力をありがとうございます。何か質問がある場合には、フリーダイヤルホットライン1922までお電話ください。
写真の要点
との返信をもらいます。
また、毎朝10時に送ることになっている体温チェックは、担当警察官宛に送ります。私は日にちと体温しか送っていませんが、絵文字付きでありがとうとの返信をくれます。
毎日電話がかかってくるとのことでしたが、SMSで忘れず返事と体温提出をしているからか、電話はかかってきていません。
ちなみに、私が実体験していることではないので、確証は持てませんが、携帯電話番号で位置がもう知られているようで、登録地からGPSがずれると、警察が来ると聞いています。携帯を持ち歩かなければいいことにもなりますが、いつ電話がくるかも分からないので、おとなしく部屋にこもってるのが安全です。ばれたら相当の罰金なので、14日間隔離頑張ります。
また、入国許可を得て、PCR検査、出国までの流れはこちらの記事をご覧ください↓
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